お客様の声

私の治療暦40年間でお会いしたお客様の声を思い出しながらお客様に代わってお伝えしたいと思います。

とくに女性のお客様が9割5分でやはりストレスに伴う症状が特に多かったように思えます。あと子供さんの登校拒否、いじめ、アトピー性うつ、極端なイライラなど東洋医学と関係ない適応症と思われますが、西洋医学とまったく違う観点で診ますので意外とスムーズに改善していく場合が多かったように思われます。

6歳のアイルランド人の女の子

私がロンドンのエレファントキャッスルというところの友人のヘルススクラブで開業していたときですが、生まれてから痒みの為まともにぐっすり眠ったことが無く全身真っ赤で皮膚はしわしわ皮膚年齢80歳というくらいの状態で痒みというものすごいストレスで今まで過ごしてきたわけです。それに心理状態も不安定でなかなかじっとしてくれませんでした。

まずこの子の状態は東洋医学の血熱の状態で、それを収めるため温清飲という薬で血熱の状態を何とか沈めそして便通をよくさせる為肉食をなるべくやめさせ野菜中心にもっていきました。水もミネラルウォータをいつもより多く飲ませ大腸の熱を取り除き便の潤いを持たせるようにしました。同時に気功、鍼も併用し3ヶ月くらいかかりましたが、やっと皮膚の改善と睡眠が少しずつ良くなり、その後も治療を続けお母さんに本当に感謝され家に夕食を招かれアイルランド料理をいただきました。

62歳のちゃきちゃきのロンドン子(おやじ)

政治家(エレファントキャッスルはビッグベンの近くなのでクラブの会員には政治家が多い)、狭心症の持病を持っていて絶えずニトログリセリンを携帯していました。政治家のせいかやはりストレスが多くのぼせ気味で睡眠の状態が良くなく明らかに肝、心、腎の異常がありました。ストレスの為肝、心にかなり負担がかかりおまけに腎の働きも弱く、下半身が弱り上半身ががっちりしていて上実下虚の典型な体質でした。まず天王補心丹という漢方で下の腎を補い上の心の熱を取る逆三角形から正三角形に変えました。もちろん鍼、気功も併用し段々にニトログリセリンの服用回数も減ってきました。

始めたころは得体の知れない日本人という感じで私を見ていましたが、いらいらしてせっかちな性格がだんだん続けているうちに変わってきて、かなり親しみを感じる関係になってきました。プライドがかなり高く普段は何も言わないがどうやら確実に良くなってきたので私の腕を認めたようでした。

14,5歳くらいの女の子

ドイツ人のお人形さんみたいな子でしたが喘息、アトピー性皮膚炎があり、のどが腫れやすく耳も何か異常が有ったように記憶しております。性格も少し欝っぽい感じで典型的な柴胡清肝湯の適応症でした。このころ私がスペインのカナリア諸島(スペイン)のラスパルマスという所のヘルスクラブで空手を教え鍼、気功もやっており、彼女は私の生徒でした。空手を教えながら鍼、気功、漢方(日本から取り寄せ)で体質改善を行い、数ヵ月後にはかなり変わってきた記憶があります。

主婦 年齢不詳

こちらは日本人の方でお医者様の奥さんでうつ症状を気にされ紹介で来られ、来た当時は大小便は出ない、食欲もなし、重い不眠症、頭痛、やる気も無しでないないずくしの状態でした。お話を聞いてみるとご主人がお医者様である関係で薬づけの状態で家庭内のストレスがありそれが原因のようでした。このときは確か鍼、気功に加味逍遥散を処方したと思います。あと酸棗仁湯を加えたと思いますがその時はよく寝られ大小便も出るようになってきて気分的にも変わってきて感謝しておりました。しかしその後ご主人に気を使われた為かまた薬づけに戻ったと聞いております。

62歳 看護婦の婦長さん

この方は毎日透析患者のお世話をしておりご自分でも慢性腎炎の持病をお持ちで私の患者さんのご紹介で来られました。

最初は全身にかなりむくみがあり確か咳も時々していたように思えます。もちろん痰もでていた気がします。やはりご自分で毎日透析患者のお世話をしていますので自分だけはそうなりたくないという気持ちで来られたと思いますが、主治医に進行した場合には透析せざるを得ないといわれる所まで来たようです。たぶんいろいろなストレスも関係していると思われます。

まずこの方の体質は東洋医学の診断ではまさに肺腎陽虚(腎の冷えが原因)の状態で、漢方では牛車腎気丸で腎陽を補い腎の働きを良くして利尿作用を促進させます。そして大事なことは脾の陽虚(胃腸の冷え)を補う為六君子湯を処方し、胃腸の働き(運化作用)を良くして肺の働き(宣散、粛降)(土生金)をも良くし腎の納気作用、利尿作用をも盛んにさせるということです。

難しいことを書きましたが要するに肺、脾、腎の働きを良くすることによりこの方は検査結果もだんだん良くなり見違えるように回復しました。彼女がよく言っておりましたが、病院の待合室で待っている時他の患者さんは横になったりして辛そうにしているのに彼女だけはぴんぴんしているのを見て他の人は不思議がっていたそうです。もちろん透析はする必要がなくなりました。